4月20日。午前中に気仙沼市・仙扇寺さん、午後からは石巻市・住吉中学校で三遊亭京楽師匠により、落語会が開演されました。
前日、東松島のホテルに投宿。避難されている方々や復興作業の方で、5月半ばまでどのホテルも満室状態ですから、2人部屋に寝袋を持ち込んで、計5人が仮眠をとりました。
師匠は以前より被災地で落語会を行っていましたが、私たちとは、北海道・有珠山噴火災害の折に同行していただいたのが切っ掛けで、今回の被災地開演のため、会場の打ち合わせ、交通手段や宿の手配、音響、照明など、事前準備は副住職・融真が中心となってくれました。
気仙沼では、SVA(シャンティ国際ボランティア)の協力の下、仙扇寺に避難されている方々に笑いの炊き出し(?)。住吉中学校では、学校長先生からのご理解を得て、避難場所となっている体育館で開演することができました。
住吉中学校では、開演準備を済ませ、HS神戸・吉村さんや、神戸元気村や三国町重油災害でもご一緒した草島進一さん(通称スタンさん、山形県議会議員)にバトンタッチした徳恩寺チームは復路横浜へ、途中、宇都宮市内で、復興作業車両(軽ダンプ)の購入打ち合わせをしてもらいました。
「今まで伺った被災地の中で、一番笑いをいただけた(京楽師匠談)」と、大変喜んでもらえました。
避難所での生活も慣れてきたとはいえ、心身ともに疲れもピークです。
「継続は力なり」被災地の方が明日への希望をもっていただけるよう、私たちも創意工夫や経験を重ね、時間や労力を惜しむことなく、救援活動を続けてゆきたいと思います。