本尊虚空蔵菩薩は、室町期の作と伝えられ、特に毎年十一月の十三詣・七五三の参詣には、ご祈祷をうける幼児や児童であふれ、横浜虚空蔵として地域の人々に親しまれています。
寺宝の金剛薩埵画軸は、当山第十九世開演僧正が、元禄年中に高野山より請来されたお大師さま直筆と伝わります。入江正己画伯の釈尊降誕図、江戸初期に描かれた涅槃図などの寺宝のほか、故鈴木憲一・小江ご夫妻にご寄進いただいた、小島一鶏・月岡英貴・蓮尾達雄・若林卓・入江正己・小島昇画伯によって描かれた堂内の襖絵は、訪れる檀信徒の目を楽しませています。